サイパンが米国とは知らなかった
今話題の三浦和義氏(30代前半以下の方はロス疑惑のことを知らずにサッカーの
キング・カズと間違えたケースが多かったらしいですがHI)が表題のような発言をしたと報じられています。
この発言、なかなか面白い点を突いていると思います。DXCCにおいては北マリアナ諸島となっているこの地域は、制度上は米国の保護領(commonwealth)というものです。
他にはKP4がこの扱いに該当します。因みにKH2は準州(territory)というもので、他にKP2が同じステータスです。
KH0には自治政府があって、実際に現地に行きますと大統領も議会もあり内政は現地政府が仕切っているので、三浦氏のような感覚を持っても不思議ではありません。法的にはこの自治政府が米国と大変多岐にわたる詳細な地位協定(Covenant)を結んでいて、その中で司法権は米国に拠ることが決められています。
Wからすると、この協定を結んで自治を認めてやっている、という格好になるかと思います。
DXCCとは無関係に制度上の扱いを見ますと、KH8には自治権がなくて、KH3やKH4と同じステータス、いうなればただ所有している土地という性格です。似てはいますが、KH5はまたこれとは別の扱い(KH6が州に昇格したときに取り残された土地、という複雑なもの)で実にややこしい。
FJがセパレートになった件など、海外領土を持つ国の制度は一筋縄にはいかないですね。
コメント
TrackBack URL : http://www.ndxa.net/modules/wordpress/wp-trackback.php/79
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません