dual receiving
FT−980からFT−1021に取り替えたとき初めてデュアルレシーブ機能を使った。もう20年近く前のことだ。その時は、デュアルレシーブより送受をAB二つのVFOに振り分け、TX/RXを切り替えながら使うFT−980の方式の方が使いやすいと思った。二つの周波数をいっぺんにきいてしまうと混乱するし、送信をどちらに持ってゆくか瞬時にとまどって、みんながワッチしているスポットに送信する失敗もしがちだった。
エキスターナルVFOをロータリースイッチで切り替えるFT−101以来の方式に慣れていたせいだ。当時のトリオが使っていたTF−SET方式も悪くなく、同時2波受信は必要ないと思っていた。
K3にはサブ受信機ユニットをのせることができるが、今回入手した初期ロットにはのっておらず、オプションもまだ発売されていない。そこで、スプリット運用をするときにはABのVFOに送受の周波数を割り付けて、送信周波数をREVキーを押してチェックする旧来の方式で運用することになった。
A/B REV A>B の3つのキーを押すだけで何でもないと思っていたが、送信周波数を上下にスイープしながら、送信周波数(というかパイルアップを受けている局が次にピックアップしそうなポイント)を見つけて、送受を切り替えて送信するというのが結構大変だとうことがわかった。広いバンドを虫眼鏡で覗く(周囲が見えない)ような漠然とした不安を感じた。10年以上デュアルレシーブに慣れてしまったので、かんが鈍ったということか。
コメント
TrackBack URL : http://www.ndxa.net/modules/wordpress/wp-trackback.php/89
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません